院長の挨拶

院長 松山和弘

松山和弘写真 理事長・院長 松山和弘 まつやまかずひろ 新世代の慢性腎臓病対策と透析医療を目指して
透析患者さんにとって治療空間であり居住空間であることを大事に

当院の透析療法の歴史は、昭和45年(1970年)の祖父の透析治療開始にさかのぼります。
当時、大分県には佐伯の南海病院にしか人工透析装置がなく、社会保障制度も現在のように充実していない時代でした。
ですから、祖父を含め、腎不全患者にとっては、とても厳しい医療環境でした。当時、前理事長(父)から祖父を救急車に乗せて佐伯まで搬送した話を聞きます。
そして私自身も、幼少の頃、週末には電車に揺られ、家族で佐伯まで何度も行ったことを覚えています。

昭和52年(1977年)から「松山医院」で祖父の治療を行なう環境が整いましたので、当院の透析室の歴史は、約34年になります。私は幼少時代から祖父の治療を通じて透析療法を見てきました。
現在、大分県は人工透析療法が可能な施設が増えてきましたが、腎臓専門医は他県に比較すると非常に少なく、慢性腎臓病の患者さん(健康診断での検尿異常の早期腎臓病から維持透析管理前の段階にある保存期腎不全)の管理が、決して十分とは言えない状況です。
平成19年(2007年)5月より「松山医院」は、父から継承し、私が院長となるのを契機に「松山医院大分腎臓内科」に新規改名移転を行ないました。「松山医院大分腎臓内科」は、生活習慣病及び慢性腎臓病患者さんの早期発見から透析管理までの総合腎臓内科管理ができる医療機関を目指して立ち上がりました。早期発見としては、米国腎臓財団と連携し「認定特定非営利活動法人 腎臓病早期発見推進機構」のKEEP検診実施認定施設として、市民の方々に慢性腎臓病の啓発活動を行ない、職場検診や特定検診などで腎臓機能異常を指摘された患者さんに対しては、再検査や精密検査及び治療計画を立てていきます。慢性腎臓病保存期の管理では、食事を中心とした日常生活管理が必要不可欠です。外来では、定期治療薬の内服状況を確認するとともに、血液生化学検査・蓄尿検査を実施し、看護師・管理栄養士による生活指導を行ない、末期腎臓病への進行抑制管理を行なっています。末期腎臓病における治療については、医学工学の進歩によって、血液透析では、透析液清浄化、酢酸を含まない無酢酸透析液、物質除去能と生体適合性の改善を図った高性能膜(High-flux膜)が一般化してきました。血液浄化方法についても従来の血液透析、off-line HDFに加え、平成22年(2010年)からはon-line HDFも保険適用となりました。腹膜透析も血液透析との併用療法が世界で初めて保険適用となり、これらを駆使した治療が行なえる体制にしました。また、1回4〜5時間の治療は、日常生活の一部として捉え、治療空間についても居住空間と同様の快適さを目指しました。
慢性腎臓病対策と透析医療は日進月歩であり、関連する各分野において今日も新たな研究がなされています。日本は、透析医療の世界最先進国と言われていますが、合併症対策は不十分であり、さらなるQOL向上を目指した透析管理を追求していかなければなりません。「松山医院大分腎臓内科」は、生活習慣病と慢性腎臓病の総合管理、透析医療において患者さんの活力を最大に高めるための医療を追求し実践していきます。

2012年2月
松山 和弘

プロフィール

大分市立東稙田小学校卒業
大分市立稙田南中等学校卒業
大分県立大分南高等学校卒業
平成7年 福岡大学医学部医学科卒業
平成7年 大分医科大学内科学第二(現大分大学医学部総合内科学第二)講座入局
大分大学医学部附属病院 臨床指導医

【資格・所属学会】
医学博士(大分大学)
日本腎臓学会認定腎臓専門医・認定指導医
日本透析医学会認定透析専門医
日本内科学会認定内科医
認定特定非営利活動法人 腎臓病早期発見推進機構 KEEP施設医
日本腹膜透析医学会所属
日本アフェレーシス学会所属
日本HDF研究会所属
日本人工臓器学会所属
日本感染症学会所属
日本プライマリ・ケア連合学会所属
日本補完代替医療学会所属
日本温泉気候物理医学会所属

 

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